医療脱毛を考える際、「できるだけ早く終わらせたい」「月に1回通って早く効果を出したい」と感じる方も多いでしょう。
しかし、毛の生えるサイクルである「毛周期」や施術間隔を無視してしまうと十分な効果が得られないことも。
この記事では、月に1回通う医療脱毛の効果やリスク、最適な施術間隔について詳しく解説します。
1. 医療脱毛は月1で効果的?
医療脱毛では毛根をレーザーで破壊し毛の再生を防ぎますが、毛周期に合わせた施術間隔を守ることが重要です。
毛周期は、毛が「成長期」「退行期」「休止期」を繰り返すサイクルであり、
このうちレーザーが効果を発揮するのは成長期の毛に対してのみです。
成長期の毛は全体の15〜20%程度しかないため、施術を複数回にわける必要があります。
2. 月1のペースは早すぎる?
月に1回のペースでの施術は、短すぎることが多いです。
各部位ごとに毛周期が異なるため、部位に合った間隔で施術を行わないと効果が低下する可能性があります。
特に、ワキやVIOなど毛が濃く成長速度が遅い部分は1ヶ月の間隔では成長期の毛が十分に育たず、
効果が半減することがあります。
最適な施術間隔は2〜3ヶ月とされています。
例えば、VIOやワキは毛が太く成長期が長いため、2〜3ヶ月ごとの施術が最適です。
逆に、顔や腕・脚など毛が薄い部位は比較的早く効果が現れるため、1〜2ヶ月に1回の施術が効果的です。
ですが、月に1回のペースだと、まだ成長期に入っていない毛にレーザーを当てても効果が薄く、回数を重ねなければならない可能性が高まります。
3. 月1で施術する場合のリスク
月1で施術を続けることにはいくつかのリスクがあります。
3-1. 効果が分散する
成長期以外の毛にレーザーを当てても毛根が破壊されないため、施術効果が分散してしまい、脱毛完了までの回数が増える可能性があります。
また、間隔を短くしすぎると、同じ毛が何度もレーザーにさらされることになり、結果的に効果が薄くなることもあります。
3-2. 肌トラブルのリスクが増える
レーザー照射は毛根に強い熱を与えるため、肌に負担がかかります。
短い間隔で何度も施術を行うと肌が炎症を起こしやすく、赤みやヒリヒリ感が残ることがあります。
月1で通うことで、肌の回復時間が不十分になり、肌トラブルが起きやすくなります。
4. 部位別の最適な施術間隔
部位によって最適な施術間隔は異なります。
それぞれの部位の毛周期を考慮し、適切な間隔で通うことが大切です。
4-1. 顔脱毛
顔は産毛が多く毛が細いため、1〜2ヶ月に1回の施術が適しています。
顔の毛は他の部位に比べて成長が早いため、比較的短い間隔で施術が可能です。
8〜10回の施術を行うことで、効果が実感できます。
4-2. ワキ脱毛
ワキの毛は太く、成長期が長いため、2〜3ヶ月に1回の施術がベストです。
早くても5回程度、通常は8回以上の施術が必要です。
4-3. VIO脱毛
VIOはデリケートで、毛が濃く太い部位です。
施術の頻度は2〜3ヶ月に1回で、10回前後が必要になることが一般的です。
月1回では効果が分散しやすいので、特に注意が必要です。
4-4. 脚・腕脱毛
腕や脚は比較的効果が早く現れますが、やはり1.5〜2ヶ月に1回の施術が推奨されます。
平均して5〜8回の施術でほぼ完全に毛がなくなると言われています。
5. 効果を最大限に引き出すためのポイント
5-1. 施術間隔を守る
最も重要なのは、毛周期に合わせた施術間隔を守ることです。
早く脱毛を終わらせたい気持ちは理解できますが、間隔が短すぎると成長期の毛にレーザーがしっかりと作用せず、無駄な施術回数が増えてしまうことがあります。
クリニックの指示に従い、2〜3ヶ月に1回のペースを守りましょう。
5-2. 肌のケアを怠らない
施術後は肌がデリケートになっているため、しっかりとした保湿ケアが必要です。
また、紫外線の影響を受けやすくなるため、日焼け止めを欠かさず塗ることが重要です。
日焼けをすると次回の施術ができなくなる場合もあるため、特に注意が必要です。
まとめ
医療脱毛は、早く効果を出すために月1で通いたいと考える方も多いですが、毛周期に合った施術間隔を守ることが脱毛成功のカギです。最適な間隔を守ることで、施術回数を最小限に抑え、効果的に脱毛を完了させることができます。
クリニックで適切なアドバイスを受けながら、自分に合ったペースで通いましょう。
コメント