失敗しないための医療脱毛クリニックの選び方のロードマップを大公開！

最近、若者から大人世代まで非常に多くの方に注目を集めている「脱毛」ですが、実は様々な種類があり、クリニックによって効果が異なることはご存じでしょうか？

脱毛には、クリニックでおこなわれる医療脱毛や脱毛サロンでおこなわれる光脱毛、ニードル脱毛などの種類があります。また、医療脱毛の中でも取り扱う脱毛機にはアレキサンドライト・ダイオード・ヤグなど様々なレーザーの種類があり、効果や特徴が変わってくるのです。

この記事では、医療脱毛に絞って、医療脱毛にかかる期間や期待できる脱毛効果、料金相場などの特徴をまとめ、あなたが自信をもってクリニックが選べるようにします。

順を追って目的に応じた脱毛の種類の選び方や医療脱毛クリニックを選ぶときのポイント、おすすめのクリニックまでご紹介しているので、ぜひ最後まで読んで脱毛の一歩を踏み出してみてください。

脱毛を選び始める前に！脱毛の種類や特徴をきちんと確認しよう

友達が医療脱毛を始めたから！

電車の広告を見てよさそうだったから！

サロン脱毛の方が安かったから！

こんな理由で脱毛を始めようとしていませんか？

脱毛は目的によって選ぶべき種類が異なります。

実際に弊メディアが脱毛を受けた方100名に調査してみたところ、約6割の方が脱毛に関する知識を得ることなく、脱毛を受けられたと回答しています。

【弊メディアが脱毛を受けた方100名おこなった調査結果をもとに作成】

脱毛はきちんとした知識を持って実施しないと後々肌のトラブルや無駄な費用が発生してしまうことも少なくありません。実際に調査に協力いただいた方からは、

・学生のころに価格だけでサロン脱毛を選んでしまったが数年後にまた毛が生えてきてしまった

・痛みが強く毎回麻酔のオプションをつけたので費用がとても高くなってしまった

・ヒゲを全部無くしたかったが、もみあげ部分がプランの対象外で脱毛できなかった

など調査不足によって不満の残る結果になってしまったという声が挙がっていました。

次に各脱毛の特徴をご紹介するので自身の目的に応じた最適な脱毛の種類を選ぶようにしてみてください。

脱毛の３つの種類を徹底解説

脱毛には医療機関で提供されている医療脱毛、サロンなどで提供されている光脱毛、ニードル脱毛（電気脱毛）の主に3種類の方法があります。発毛の働きを弱めるという意味では同じですが、それぞれ価格や痛み、脱毛効果が大きく異なります。

3種類の脱毛方法の特徴や効果について、詳しく解説します。

医療脱毛

医療用のレーザー脱毛は、医療施設で提供される脱毛方法で、高出力のレーザーを使用して毛根組織を破壊することができます。毛根組織の破壊により永久脱毛が実現可能です。

この施術は医療行為とみなされるため、医師や看護師など医療資格を持つ専門家によって実施される必要があります。医療施設での脱毛には、施術後に痛みを和らげるための処置や、皮膚のトラブルに対する迅速な対応が行われるため、安心して施術を受けることができます。ただし、高出力のレーザーを使用するため、光脱毛と比べて痛みを感じる可能性が高いことが特徴です。しかし、その分1回の施術で高い脱毛効果を期待でき、通常は少ない回数で脱毛が完了します。痛みと脱毛回数はトレードオフの関係にあると覚えておいてください。

医療脱毛のメリット

医療用のレーザー脱毛は、永久脱毛が可能であり、一度の施術で高い脱毛効果が期待できるため、長期間にわたって滑らかな肌を維持できることが大きなメリットとなります。また、他の脱毛方法と比較して、施術回数を減らせるため、脱毛の効率を重視する方に適しています。

また、医療機関では医師や看護師が常駐しており、痛みを感じたり、皮膚の問題が生じたりした場合、適切な処置を迅速に受けることができます。

医療脱毛のデメリット

医療用のレーザー脱毛は高い脱毛効果が期待できる反面、医療施設で行われるため、費用が比較的高いことがあります。ただし、通常は少ない回数で脱毛が完了するため、後で追加の施術が必要なケースが少ないと言えます。したがって、長期的な観点から見れば、コストパフォーマンスの高い脱毛方法と言えます。

さらに、高出力のレーザーを使用するため、痛みを感じる可能性が高いというデメリットがあります。痛みを心配する方や和らげたい方は、事前のカウンセリングで麻酔の利用について医師や看護師に相談することをおすすめします。

光脱毛（サロン脱毛）

光脱毛は別名「フラッシュ脱毛」、または「美容脱毛」「サロン脱毛」「エステ脱毛」とも呼ばれ、一般的に医療機関以外のエステサロンや脱毛サロンで提供される脱毛方法です。

この脱毛方法では、脱毛を望む部位に光を照射し、毛の成長に関与する組織に影響を及ぼすことで、毛の成長を遅らせる抑毛・減毛の効果を実現します。

施術時には、特別なゴーグルやタオルを使用して目を保護し、脱毛したい箇所に専用の装置で光を照射します。照射後、肌を冷却し、保湿処理を行うことで施術が完了します。

光脱毛のメリット

光脱毛は出力が比較的低いため、医療用のレーザー脱毛やニードル脱毛と比較して痛みが少ないというメリットがあります。光脱毛では毛に多く含まれるメラニン色素が増えるほど、痛みを感じやすくなりますが、通常は我慢できる範囲の痛みで、痛みに敏感な人にも適しています。ただし、個人差があることに注意が必要です。

痛みを最小限に抑えたい場合、光脱毛を検討するのがおすすめです。また、緊急の肌トラブルに備えて、医療機関との提携があるかどうか確認することが安心につながります。

さらに、光脱毛は医療機関での脱毛よりも比較的リーズナブルであり、予算に制約のある方や脱毛にあまりお金をかけたくない方に適しています。光脱毛は、脱毛の経験を積みたい方や、忙しいスケジュールを持つ方にも便利です。

光脱毛は光を広範囲に照射するため、ニードル脱毛と比較して、1回の施術にかかる時間が短縮されます。時間効率を考慮したい方に適しています。

光脱毛のデメリット

光脱毛の出力が低いため、1回の施術での脱毛効果が限定的で、多くの場合、複数回の脱毛に通う必要があります。そのため、長期にわたって脱毛が続く可能性が高く、数年を要することもあります。

さらに、光脱毛の出力では発毛組織を完全に破壊できないため、永久脱毛は実現できません。照射を繰り返すことで発毛を遅らせることはできますが、その効果は一時的で、再び毛が生えてくる可能性があります。

ニードル脱毛（電気脱毛）

ニードル脱毛は「針脱毛」や「電気脱毛」とも呼ばれています。毛が生えている毛穴に細い針を挿入し、発毛組織に微弱電流を流して熱によって破壊させる脱毛方法です。「発毛組織を破壊する」ことで永久脱毛の効果を見込め、医療機関で施術を受ける必要があります。

絶縁針を用いるため毛根組織だけを刺激でき、光脱毛や医療レーザー脱毛のように周辺の皮膚に影響を与えることはありません。

毛に1本ずつ確実に処理をしていくため、あらゆる毛質や肌質に対応しています。発毛組織が破壊された毛はその場で抜けるため、結果も一目瞭然です。

ニードル脱毛のメリット

ニードル脱毛は、毛が生えている毛穴に細い針を挿入し、微弱な電流を流して熱を発生させ、これによって発毛組織を破壊する永久脱毛方法です。この施術は医療機関で提供され、高度な技術が必要です。

ニードル脱毛の針は絶縁材で覆われており、毛根組織を的確に刺激することができます。これにより、周囲の皮膚に悪影響を及ぼすことなく、さまざまな毛質や肌質に対応できます。施術後、破壊された毛は即座に抜け落ちるため、結果が明らかです。

ニードル脱毛のデメリット

ニードル脱毛は高度な技術が必要であるため、提供するクリニックは比較的少ないです。また、高い脱毛効果を実現できる一方で、微弱電流を流す際に痛みを感じることが多いことを考慮する必要があります。針を挿入する際の痛みはほとんど感じないことが一般的ですが、電気を流す瞬間には痛みを感じることがあり、レーザー脱毛よりも強い痛みを感じる場合もあります。痛みに対する感受性は個人によって異なります。

ニードル脱毛は1本ずつ処理するため、施術に時間がかかり、費用が高額になる傾向があります。全身の脱毛を迅速に行いたい場合は、他の脱毛方法を検討することが必要となります。

どう選べばいいかわからない！脱毛の選び方

上記にて各脱毛の種類とメリット/デメリットをご紹介しましたが、結局自分には何の脱毛が適しているのかわからないという方も多いのではないでしょうか？

ここでは皆さんが自分に適した脱毛方法が選べるように、チェック項目に分けてわかりやすくご紹介します。

こんな方はサロン脱毛を選ぶべき！

• 脱毛の目的はムダ毛の処理を楽にすること
• 費用はあまりかけたくない（かけられない）
• 痛みに弱い（脱毛効果より痛みが少ないことを求めたい）
• 地方に住んでいる（首都圏・地方都市以外）
• 脱毛にじっくり時間をかけることができる
• 肌が弱い
• VIO脱毛は考えていない

5つ以上当てはまる人はサロン脱毛がおすすめです。

当てはまらなかった方は医療脱毛orニードル脱毛が適しているので以下のチェック項目を参考にしてください。

医療脱毛？ニードル脱毛？簡単診断

• 全身やVIOなど脱毛したい部位が多いか
• ツルツルにできるだけ早くしたい
• 痛みに特別強いわけではない
• 自分で通うクリニックを選びたい

３つ以上当てはまったら医療脱毛がおすすめです。

医療脱毛、ニードル脱毛は永久脱毛という点では同じですが、ニードル脱毛には１本ずつ抜いていくため多くの時間と痛みが伴います。

上記の項目に当てはまる方は医療脱毛を選びましょう！

後悔しないための医療脱毛クリニックの選び方！5つのポイントを要チェック

ここでは上記にて医療脱毛が適していると判断された方のために、数ある医療脱毛クリニックを選ぶ際に注意するべきポイントを５つご紹介します。

各項目をよく読んで自身のクリニック選びに役立ててください！

選び方①脱毛費用：オプション費用なども要チェック

料金を抑えて脱毛を受けたい人は総額の安いクリニックから選ぶのがおすすめです。

その際の注意点として下記が挙げられます。

・クリニックを選ぶ際の注意点

①月額料金ではなく総額を確認する

月額2,000円などと記載されているクリニックは非常に多いかと思いますが、クリニックを選ぶ際は必ず総額費用を確認するようにしましょう。

月額費用はローンを前提の支払金額のため、月額は安くても、分割回数が多く総額は高かったという場合や、脱毛が完了した後も数年間ローンを支払い続けなければいけない場合もあります。一括で契約するのが一番安いですが、難しい場合でも分割期間をできるだけ短く設定し、金額を確認しましょう。

②追加料金の有無や料金を確認する

上記の総額に加えて、追加料金がかかる場合もあるので確認が必要です。

追加料金の例と相場は下記です。

・追加料金の例

シェービング代	￥0～￥3,000
麻酔代	￥0～￥4,000
キャンセル代	プランの1回分の費用

例えば、5回プランでも毎回シェービングと麻酔代がかかってしまったら35,000円も負担額が増えてしまいます。プランの金額に加えてオプション費用がいくらかかりそうなのかきちんと把握しておきましょう。

選び方②脱毛プラン：契約後に一部部位がプラン外だったという声も

医療脱毛クリニックに契約する際は契約プランに希望の脱毛部位が含まれているかをきちんと確認しましょう。

クリニックによっても表記が異なる場合や照射可能範囲が異なるため、チェックが必要です。

全身脱毛をする場合、顔周りやVIOが含まれていないことや、ヒゲ脱毛をする際に、もみあげ周りが含まれていないことがよくあります。契約後に一部分だけ対象外で追加費用がかかってしまうなんてことがないように事前の確認を徹底しましょう。

選び方③脱毛機の種類：レーザーの種類と照射方式を要チェック

医療脱毛の効果は「レーザーの種類」と「照射方式」によって決まります。

レーザーは3つの種類、照射方式には２つの種類があるのでそれぞれについて解説します。

医療脱毛のレーザーの種類

	特徴	波長	痛み
アレキサンド	メラニン色素への吸収に優れているため、太く濃い毛に対して有効なレーザー	755nm	弱い
ダイオード	肌質や肌色や毛質を選ばないバランスの取れたレーザー	800nm	普通
ヤグレーザー	もっとも高出力で深部まで照射できるため、VIOなど頑固な毛に対して有効なレーザー	1064nm	強い

アレキサンドライトレーザー

アレキサンドライトレーザーは最もメラニン色素への反応に優れています。

そのため、濃く太い毛ほど強く反応するので剛毛な方には特に高い効果を発揮します。

一方で、産毛への反応が弱く、色黒肌の方には照射できないというデメリットがあります。

美肌治療にも使われるレーザーでもあるので、美肌改善にも役立つレーザーです。

ダイオードレーザー

ダイオードレーザーは３つのレーザーの中で最もバランスの取れたレーザーです。

メラニン色素への反応、痛み含めて最もバランスの良いレーザーで剛毛から産毛まで網羅的に効果を発揮します。

ヤグレーザー

ヤグレーザーは最も根深い毛へアプローチすることができます。

頑固な毛（VIOなど）に対して高い効果を発揮します。

また、メラニン色素への反応も弱いため、色黒な方でも問題なく照射することができます。

医療脱毛の照射方式

医療脱毛のレーザーの照射方法には、「熱破壊式」と「蓄熱式」の2種類があります。熱破壊式と蓄熱式の違いは、レーザーを照射する出力と、レーザーを照射するターゲットとなります。

熱破壊式は、高い出力のレーザーを照射することで発毛組織を破壊するのに対し、蓄熱式は、低い出力のレーザーの照射を繰り返しじわじわと熱を加えて発毛組織を破壊します。

	照射方法	特徴
熱破壊式	高い出力で照射	・剛毛に高い効果を発揮する
蓄熱式	低い出力で繰り返し照射	・産毛に効果が高い

選び方④通いやすさ：安く契約しても通わず終わってしまうことも

医療脱毛は数回通う必要があるので、通いやすさも大切なポイントです。

通う回数は自己処理が楽になるまで5回以上、自己処理がいらない状態になるまでには8～10回以上が目安とされています。

通いやすさを確認する具体的な項目は下記です。

通いやすいクリニックの確認する項目

予約の取りやすさ

店舗数と営業時間

駅からの距離

キャンセル料金がかかるか

予約がなかなか取れないと、思う通りに脱毛を進めることができないので「予約の取りやすさ」はとても重要です。また、店舗によって取りやすい時間帯などの傾向が決まっている場合もあるので、カウンセリング時に聞いてみるのもおすすめです。

他のポイントとして家や職場の近くに店舗があるかや、仕事終わりに通いたいと思っている人は遅くまで営業しているクリニックを選ぶのも良いです。

自分のライフスタイルに合わせてクリニックを選んでみて下さい。

選び方⑤痛みへの対策：痛みに弱い方は特に重要

一般的に医療脱毛は、レーザーの出力がサロン脱毛と比べて強いため痛みを感じやすい人が多いです。

そのため、痛みを抑えたい方は、クリニックに麻酔が用意されているか、どのような脱毛機を使用しているのかを確認しておくことが重要です。

基本的に下記のような麻酔が用意されています。麻酔が用意されている場合は、代金もあわせて確認しておきましょう。

笑気麻酔：

笑気麻酔はガスタイプの麻酔で、吸入すると段々とお酒に酔ったような感覚になり、痛みに対する不安が軽減され、痛みそのものも感じにくくなります。

吸引終了後はすぐにもとの状態に戻れるので安心してお使いいただけます。

麻酔クリーム：

麻酔クリームは、照射する部位に塗布するクリームタイプの麻酔です。

塗ることで肌の感覚が鈍くなるため痛みの感じ方も軽減されます。

1回の使用量に限度があるため、特に痛みが強いVIOなどに利用されることが多いです。